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バジルサイト管理人によるバジル好きのためのブログ。 バジルに関する短編小説やイラスト、萌え語りなどを載せています。 今日もみんなでバジってこーぜ。
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気が付いたら遅くなってしまっていて
申し訳ございません!!
パソコン…。
私自身機械音痴なのですが…
頑張ります!
では!


―――――

パソコン



「えーっと…
どこを押せば電源が入るのでしょう…。」
眉間にしわを寄せ、
二枚貝のように開いた
無機質な機械を前に、
バジルはつぶやいた。
そう、
彼はいわゆる、
パソコンオンチ
というものであった。
沢田綱吉に
「明日観に行く映画の時間調べといて」
と言われ、
おとなしくそれに従っているのだが…。

パソコンの前でうんうん言っていると、
トタトタと軽快な足音が近づいてきた。
「あー、バジルー、
オレっちもゲームするんだもんねー、」
ランボだ。
ゲームをする、
という知識があるということは、
ランボはパソコンの使い方を知っているのではないか、
バジルはそう思い、
膝の上にランボ乗せ、
再びパソコンとの格闘に挑んだ。

「この丸にぴょんって毛の生えたボタンを押すんだもんね。」
「おお、さすがランボ殿。」
モーター音が鳴り、
電源が入る。
「ゲームするー、」
「待ってください、ランボ殿、
インターネットで映画の時間を調べなくてはならないのです。」
「えー、」
しかし、
どうやればインターネットが使えるのかわからない。
「ランボ殿、
インターネットはどうやれば見られるのでしょう、」
「この青いやつをうりょかちかちってするんだもんね。」
なるほど、
internet evplorerのアイコンをダブルクリックすると、
すぐにGoogleの画面が開いた。
そこで、
映画の検索をしようとしたのだが…。
『がd94d』
「…、」
文字の入力がわからない。
バジルにキーボードの知識はなく、
ランボはまだ字が読めない。
完全に行き詰まってしまった。
「あきたー、ゲームするー、」
「そう言われましても…。」
「こんなものこうしてこうだもんねっ、」
ランボがキーボードをめちゃくちゃに叩きまくった。
「ら…ランボ殿、」
「えいっ、」
最後にランボがエンターキーを押すと…
『アバター 吉祥寺 上映時間』
見事に検索が完了していたのだ。
「す…すごいですランボ殿、
拙者、感服いたしました、」
「へへーん、
ランボさんすごいんだもんねー、」
「ありがとうございました、
一緒にゲームしましょうね、」
「うんっ、」

こうしてバジルはランボにパソコンの使い方を教わったのであった…。


―――――

機械音痴のバジル君はかわいいと思うんです!
で、
一番パソコンと縁遠そうな
ランボを連れてきました。


それでは、
次のお題は…
『桃』
でお願いします!
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こにちは~。
もうすぐ全国ですね!
バジリ庵でも何かしらアクションが起こるので、
楽しみになさっててください!

では



―――――





バケツをひっくり返したような雨だ。
傘を持っていなかったバジルは
見事にびしょぬれになり、
もうどうでもよくなったので
走るでもなく打たれるにまかせていた。
(靴の中がびちょびちょだなぁ。)
そんなことをぼんやりと考えながら
視界の悪い道をてこてこ歩く。
すると突然、
自分に降り注いでいた雨が体に感じられなくなって
あれ、
と仰ぎ見ると、
ビニールの傘。
「なにやってんだぁ、
びしょびしょじゃねぇかぁ。」
スクアーロだ。
何でこいつはいつも余計なおせっかいを焼くのか。
自分はこうもり傘をさしていて、
バジルにさしかけている方はビニール傘。
わざわざコンビニで買ってきたのだろう。
「別に…
おぬしには関係ないでしょう。」
バジルがさしかけられた傘を無視し、
立ち去ろうとすると、
スクアーロは腕を掴んで引き止めた。
「おい、
そのままじゃ風邪ひくぞぉ、
オレたちのホテルが近いから着替えてけ。」
確かに気温も低くなってきたし、
この調子で沢田家に帰ったら
沢田綱吉が心配すると思ったので、
しぶしぶながらバジルはスクアーロの申し出を受けることにした。

「シャワー浴びろぉ、
服はランドリーに持ってくから。」
「拙者に指図するな。」
憎まれ口を叩きながら、
バジルはバスルームに直行した。
日本のホテルはいい。
お湯の調節が簡単だ。
バスルームの扉越しに、
「乾くのに時間かかるから、
オレのシャツ置いとくからなぁ、」
とスクアーロが喚く。
バジルは返事をしなかった。

バスルームを出ると、
宣言どおり真っ白なシャツが
几帳面に畳んで置いてあった。
下着も、
スクアーロのものなので大きいが
一応置いてある。
仕方がないのでバジルはそれを着て、
部屋のほうへ行った。
「近寄るなよ、
お前は何をするわからない。」
バジルはこうスクアーロに告げて、
ベッドに寝転んだ。
「…。」
スクアーロはじっとバジルを見ている。
「…なんだ、」
「…いや…。」
バジルがスクアーロの視線を追うと、
どうやら彼はバジルの脚を見ているようだった。
「拙者の脚が何かおかしいか。」
「いや…その…
膝の裏…、」
スクアーロが気色悪くも頬を染めながら応える。
「オレぁ、
細い脚が好きっていうか…
膝の裏の骨を…」
そこまで言ったが、
あとはバジルのかかと落としによって強制終了することになった。
「この変態!
本当に油断ならないな!」
「仕方ねぇだろうがぁ!
好きなものは好きなんだよ!」

その後、
バジルの服が乾くまで、
スクアーロは正座で窓のほうを向かせられていたそうな。



―――――

足…って難しいですよ宝稚さん!!
とりあえずご期待に沿えるように
ちょっとアレな感じになりました…。

さて!
次のお題は…
『お茶』
で!
温かいお茶が美味しい季節になりました…。
よろしくお願いしま~す!
どうも~、
鹿児島の友達の家から失礼します、
ふみやです。
夏バテ…
したことないですね~。
まあこれから夏の鹿児島でへたることなく頑張ろうと思います!

では。


―――――

夏バテ

おろおろ。
そのような擬態語が似合いそうな表情のバジル。
バジルはとても困っていた。
理由は、
今まで顔色ひとつ変えたことのなかった
鬼の風紀委員長、
雲雀恭弥が倒れてしまったからだ。
倒れた、
という表現は若干乱暴かもしれない。
昨日
「食欲がない」
という知らせを受けて、
バジルが心配して今日様子を見にきたら
雲雀が縁側でぐったりしていたのだ。
「どこか悪いのでしょうか…、
お医者様に診てもらったほうが…、」
雲雀の額の汗を拭きながら
バジルは心配げに顔を曇らせる。
しかし雲雀は、
何のことはない、
というふうに
「ただの夏バテだから心配しないで。」
と言った。
夏バテ…。
バジルにとっては新出単語である。
夏、バテ。
意味は訊かずとも何となく語感で察した。
要するに、
暑さにあてられたのだろう。
ならば、と、
バジルは雲雀の頭を膝の上に乗せ、
手にしていた手巾で雲雀を扇いだ。
「少しは涼しくなりましたか、雲雀殿、」
扇がれた雲雀は、
少し可笑しくなった。
夏バテは涼しくなれば治るというものでもないのだけれども…。
しかし、
初めての膝枕に、
大いに満足して
「そうだね、気持ちいいよ。」
と応じるのであった。
夏バテするのも悪くない。


―――――



お疲れしたー。
早く寝ないといけないので
この辺で…。
次のお題は…
スイカ
で。
まだまだ夏は終わらないぜ!!
ではまた~!
コニチハ~、コンニチハ根岸です。
嘘です、ふみやです。
ちょっと前まで鹿児島に帰ってました。
美味しいものをたくさん食べて、
おいしいお酒をたくさん飲んで、
若干丸くなって帰ってきました…。
またダイエットに励もうと思います!

さて、
お題の水泳。
明日はものすごい暑いらしいので、
泳げるかもしれませんね。



―――――

海水浴。

「海、行こう。」
高校生活最後の年に、
日本での思い出に、と、
沢田が言い出した。
ほとんど笹川京子の水着姿見たいがための
下心丸出しの発言だったのだが、
山本と獄寺はその沢田の意図を汲んで、
京子とハルは何も考えずに
計画に賛同した。
バジルは、複雑な気分だった。
沢田との思い出が増えるのは、嬉しい。
しかし、
沢田にとってそれはバジルとの思い出ではない。
日ごと親しさを増す二人の背中を
また眺めているだけなんだろうな、
と思いながら、
バジルは皆の会話に相槌を打った。

海岸は人で満杯だ。
何とかレジャーシートを敷くスペースを見つけ、
パラソルを借りてきて一心地ついた。
「拙者はここで待ってますから、
皆さん着替えてきてください。」
長く伸びた後れ毛を一つにまとめながら、
バジルはシートに腰を下ろす。
バジルの親切に慣れている面々は
じゃあ、悪いね、
と言いながらその場をあとにした。
もとよりバジルには泳ぐ気が無く、
水着も用意していない。
一つ、呼吸をして、
途中で買ったスポーツドリンクに手を伸ばす。
と、
更衣所の方から山本が戻ってきた。
「よっ、ごくろーさん。」
「山本殿、お早いですね。」
「ああ。」
山本が座るかと思い、
バジルはシートの端へ寄った。
しかし、
山本は腰掛ける様子はなく、
黙ってバジルを見下ろしている。
「なあ、バジル。」
「はい。」
口を開いたかと思えば、
山本はやおらバジルの腕を掴み、
無理やり立ち上がらせて引きずりだした。
「やっ…山本殿、」
「いいから。」
やがて山本は人気のない岩場にバジルを引きずり込むと、
いつになく真剣なまなざしでこう言った。
「オレ、
バジルがツナのこと好きなの、
ずっと知ってる。」
「そっ…それは…。」
「バジルはツナのことしか見てなかったから知らないかもしんねーけど、
オレだってバジルのことずっと見てた。」
知られていたという羞恥と
突然の告白に、
バジルの胸はぐわっと熱くなり、
頬は紅潮した。
手さえも震えてくる。
「なぁ、
オレの気持ち、
わかってくんねーか、」
連れてきたときに引っ張った腕は掴んだまま、
うつむくバジルの顔をうかがうように
山本は視線を注ぐ。
遠くで子どもたちのはしゃぐ声が聞こえる。
太陽は二人の沈黙を無視するかのようににぎやかに照らす。
さざなみにまぎれるような小さな声で、
バジルはぽつぽつと話し始めた。
「拙者…は…、」
顔は下をむいたまま、
目線だけを上げて山本を見る。
「もちろん、
山本殿のことは嫌いじゃないです…、
が…、」
山本は口を真一文字に結んで聞いている。
「ああ…、何て言えばいいんでしょう、
沢田殿が拙者のことを見てくれないというのもわかっているんです。」
バジルは頭を振りながら一生懸命言葉をつむぐ。
「でも、山本殿を、その、
そういう風に見れないんです…。」
再び二人を沈黙が包む。
ビーチの喧騒が遠い。
と、突然山本は笑った。
「ははは、オレら、
失恋組なのな、」
あははは、と山本の空笑いが岩場に響く。
そして、
山本はバジルの腕を掴んだまま
海に飛び込んだ。
沈んで、
浮き上がってきたときに
やっと山本はバジルの腕を放した。
「何するんですか、」
着替えを持ってきていない、
ということを山本に抗議しようとしたとき、
バジルは山本が寂しく笑っていることに気付き、
何も言えなかった。
「泳ごうぜ、今日は。
泳ごう。」

大きく息を吸い込んで、
水中へ潜る。
水面を見上げると
陽の光が波間に乱反射して美しく、
ひととき、
彼らのこころの隙間を満たしてくれたのだった。

―――――



失恋二人の話でした。
実際に書くまで
山本とうまくいく予定だったのですが、
段々雲行きが怪しくなって
結局二人とも失恋しちゃいました。
あんまり泳いでないね…
という意見は無視します。
あと、
びっくりするくらい上手くかけなくて
本当に驚きの白さです。



では、
次のお題は…
“未完成”
で。
楽しみにしてます!!
連休、明けましたね。
ふみやは浅草とI〇EAに行きました。
浅草ではピンズのがちゃがちゃをやったのですが
見事シークレットを引き当てました。
IK〇Aには二度と行きたくないです。

さて!
ソーダ水、私も好きな言葉です。
ではでは!

―――――



曹達水。

恭弥殿の目は
きれいな黒瑪瑙の色をしているのだけれども
ようく見ていると
透明な部分も大分多いようで、
更にじぃっと見ていると
曹達水のようにそれがきらきらとしているのです。
あんまり見つめていますと
恭弥殿はほっぺたを紅くします。
「…あんまり見ないで。」
とお叱りをうけてしまいますが、
拙者は恭弥殿の目を見ているのが
とても好きなのです。



よくも、と思うほど雨が降る。
雲雀恭弥は沢田家に電話をかけた。
沢田奈々が出たので
丁寧に
バジルさんはいらっしゃいますか、
と尋ねる。
すると沢田奈々は
バジル君は今お遣いに出てましておりませんのよ、
と丁寧に返事をした。
そうですか、失礼いたしました。
と雲雀は携帯を切る。
バジルの居ない沢田家なぞ、
存在する意味も無い。
そう思いながら
雲雀はトレンチを羽織って家を出た。

緑と水の混じった匂いがする。
新緑は指先を広げるように旺盛に茂り、
雨にただよう花の香りも濃やかだ。
家々に飾られているこいのぼりは
雨に打たれ空を泳ぐことはできない。
ただしとど濡れて鉄棒に貼り付いている。
雲雀はあまり雨が好きではなかった。

連休のさなかというのに、
商店街は人が少ない。
雨であるというのもあるし、
高速道路の料金値下げによって
人々が地方に行ってしまっているのだろう。
まあ、
人が少ないというのは
雲雀にとって喜ばしいことである。

バジルを見つけるのは、容易かった。
ことあるごとに駄菓子屋に張り付いているのだ。
今日も物欲しそうに駄菓子屋の店先で
菓子や玩具を眺めていた。
「バジル。」
雲雀は、少し不機嫌さを装って声を掛けた。
「あっ、恭弥殿…、」
雲雀を見ると、
バジルは少し頬を染めながら
手にしていた生成りのエコバッグを咄嗟に後ろ手にした。
「後でおうちにお伺いしようと思ってましたのに。」
「君の気まぐれを待っていたら
今日が終わってしまうからね。」
「気まぐれは誰ですか…。」

「ねぇ、
知っていますか。
恭弥殿の瞳は
曹達水みたいなんですよ、」
脈絡のないことを突然言いだす。
雲雀は面食らったがいつものことなので
バジルの思考を推測してみた。
「飲みたいの、ソーダ。」
「違いますよ。
でも、
おごってくれるなら飲みます。」
全く、この子は。
雲雀は少し呆れながら100円を店主に渡す。
栓を抜いたソーダを渡されたバジルは
一口飲んで雲雀に渡した。
「そういうことではなくて、
…こう、
ぱちぱちというか、
きらきらというか…。」
一口含んだ雲雀はそれを聞きながら
バジルの無垢に心から安堵した。
それでこそ僕の恋人。
「ねぇ。」
遮って雲雀が口を開く。
「はい。」
「今日僕が君に会いたかったの、」
言いながら、
雲雀はバジルの手を引いて
人の目に付かないところに移動する。
そして、
耳元で囁いた。
「君の目を見てると青空を見た気がするから。」
近づきすぎた二つの傘が、
ぶつかって落ちる。
傘の落下の時間は短いようだったが、
瞬間口付けている時間はとても長く感じられた。
「それは…、」
思わず雲雀のコートの腰辺りを掴んだバジルは
少し蕩けた目をしていたが、
雲雀ははぐらかした。
「君が能天気ってことだよ。」
それで、
二人は笑うことができた。

「忘れるところでした。」
沢田家に送っていく途中、
バジルはエコバッグの中から白い包みを出した。
「お誕生日おめでとうございます。
お口にあうかわかりませんが。」
「何で今日が誕生日だって知ってるの、」
「ボンゴレをなめてはいけません。」
にこりと笑ってソーダ水を傾ける。
そして、
バジルはソーダ水の壜をかざして
雲雀の顔と見比べた。
「やっぱり、
曹達水は恭弥殿の目みたいです。
ぱちぱちして、
きらきらしてる。」
「…意味がわからない。」
「拙者にだけわかればいいんです。」



恭弥殿の目は
きれいな黒瑪瑙の色をしているのですが、
じぃっと見ていると
曹達水のようにきらきらぱちぱちしているのです。
屹度誰に言ってもわからない。
拙者だけのヒミツです。
今日の恭弥殿は、
一つ歳をとって
少しだけ大人になったようでした。
今日のように、
ずっと一緒にいたいなぁと思いました。



―――――

折角なので
ヒバリさんのお誕生日で。
ちょっとわかりづらい話…かと思いましたが
解説すると興が冷めるので
あえてわからないままで!
ヒバリさんの目は
きらきらぱちぱちしてるんです。

では、
さくらさんへのお題は…
『お姫様抱っこ』
で!
そのまんまでもいいですし、
さくらさん流に曲解してもウェルカムです!
よろしくお願いします~!
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