バジルサイト管理人によるバジル好きのためのブログ。 バジルに関する短編小説やイラスト、萌え語りなどを載せています。
今日もみんなでバジってこーぜ。
はいどうも~
実力派若手芸人(嘘)
南さんですよ~。
またの名をフミラッチですよ~。
カリ。さんから挑戦的なお題を受け取りました。
『本能』
だそうです。
椎○林檎姫しか頭に浮かびませんでしたよ!
それでは、
レッツ☆トライ!!
―
本能。
バジルは知っていた。
自分は
間違った子ども
なのだと。
自我の芽生える前に
血のしがらみから
突然切り離されたバジル少年は
路頭に迷って
見ず知らずの人間から
等価交換の施しを受けることを
全く苦と思わなかった。
事実は
彼には其れしか生きる道がなかったわけで、
自分が何を演じれば
何を頂戴できるかを知っていたのみだ。
ある男に無償の慈しみを受けるまでは。
バジルは初め、
其の男にパンを恵まれたとき、
いつもしていたように
肉体奉仕を試みた。
しかし其の男は
驚き拒絶した。
バジルには
彼の精神構造がわからなかった。
give and take.
何故にタダでパンを遣す。
男はバジルの頭を撫で、
「俺はこれからお前の父親になるから、
だからお前に何かをするときは
俺がしたいからなんだ。
何の見返りも求めやしねぇよ。」
と白い歯を見せた。
バジルは、
すぐには意味を理解しなかった。
バジルは、
家庭
というものを知った。
擬似である。
母親役の女性がおり、
パンを呉れた男が父親を演じ、
自分は其処の子どもだった。
きちんと仕立てられた服を着、
革のごわごわした靴を履き、
シルバーウェアでお行儀良く食事をする。
しかし
バジルの本能は
此の父親と
親子らしい営みをせよと言わなかった。
バジルは
頭では家庭というものを学んでいた。
だが、
意識とはかけ離れた場所、
本能としか呼びようが無い箇所で
此の父親を
男として認識していた。
生臭い、
汚らしい欲望を内包した
一個の肉の塊。
だってバジルは、
其れ以外の対人関係の築き方を知らない。
バジルは
理念と自らの突き上げてくる本能との間で
苛まれていた。
もし、
言ってしまえば、
この生活は吹き飛んでしまう。
薄汚い
俗呆けした自分を、
母親と父親は責めるだろう。
もしかしたら
追い出されてしまうかもしれない。
其れでもいいのかもしれなかった。
此の
一般的で清潔な生活は
自分を
異常で穢れた存在であるということを自覚させるだけのことがあるもの
であったのだから。
バジルは知った。
自分は間違った子どもなのだと。
本能は
巧みに隠すより他無い。
バジルは
この男の傍にいることを選んだのだ。
―
はいー!
いつもの
フミヤのー!
妄想!
夢芝居!!
そ~れ
ヒットエンドラ~ン♪
ヒットエンドラ~ン♪
…引かないでください…。
それではこめさんへのお題を!
『言葉』
で!!
よろしくお願いいたします~!!
実力派若手芸人(嘘)
南さんですよ~。
またの名をフミラッチですよ~。
カリ。さんから挑戦的なお題を受け取りました。
『本能』
だそうです。
椎○林檎姫しか頭に浮かびませんでしたよ!
それでは、
レッツ☆トライ!!
―
本能。
バジルは知っていた。
自分は
間違った子ども
なのだと。
自我の芽生える前に
血のしがらみから
突然切り離されたバジル少年は
路頭に迷って
見ず知らずの人間から
等価交換の施しを受けることを
全く苦と思わなかった。
事実は
彼には其れしか生きる道がなかったわけで、
自分が何を演じれば
何を頂戴できるかを知っていたのみだ。
ある男に無償の慈しみを受けるまでは。
バジルは初め、
其の男にパンを恵まれたとき、
いつもしていたように
肉体奉仕を試みた。
しかし其の男は
驚き拒絶した。
バジルには
彼の精神構造がわからなかった。
give and take.
何故にタダでパンを遣す。
男はバジルの頭を撫で、
「俺はこれからお前の父親になるから、
だからお前に何かをするときは
俺がしたいからなんだ。
何の見返りも求めやしねぇよ。」
と白い歯を見せた。
バジルは、
すぐには意味を理解しなかった。
バジルは、
家庭
というものを知った。
擬似である。
母親役の女性がおり、
パンを呉れた男が父親を演じ、
自分は其処の子どもだった。
きちんと仕立てられた服を着、
革のごわごわした靴を履き、
シルバーウェアでお行儀良く食事をする。
しかし
バジルの本能は
此の父親と
親子らしい営みをせよと言わなかった。
バジルは
頭では家庭というものを学んでいた。
だが、
意識とはかけ離れた場所、
本能としか呼びようが無い箇所で
此の父親を
男として認識していた。
生臭い、
汚らしい欲望を内包した
一個の肉の塊。
だってバジルは、
其れ以外の対人関係の築き方を知らない。
バジルは
理念と自らの突き上げてくる本能との間で
苛まれていた。
もし、
言ってしまえば、
この生活は吹き飛んでしまう。
薄汚い
俗呆けした自分を、
母親と父親は責めるだろう。
もしかしたら
追い出されてしまうかもしれない。
其れでもいいのかもしれなかった。
此の
一般的で清潔な生活は
自分を
異常で穢れた存在であるということを自覚させるだけのことがあるもの
であったのだから。
バジルは知った。
自分は間違った子どもなのだと。
本能は
巧みに隠すより他無い。
バジルは
この男の傍にいることを選んだのだ。
―
はいー!
いつもの
フミヤのー!
妄想!
夢芝居!!
そ~れ
ヒットエンドラ~ン♪
ヒットエンドラ~ン♪
…引かないでください…。
それではこめさんへのお題を!
『言葉』
で!!
よろしくお願いいたします~!!
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