バジルサイト管理人によるバジル好きのためのブログ。 バジルに関する短編小説やイラスト、萌え語りなどを載せています。
今日もみんなでバジってこーぜ。
すみません。諸事情で遅くなりました。汗
遅くなる旨を書きに来ようと思っていたのですが、それもすっかり忘れていました。orz
申し訳ありません(大汗
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秘密 ツナバジ
カチャッと奥の部屋のドアを開けて、バジルがふらふらと上気した顔で出てきた。
すこし上に上がった口角が嬉しさを隠しきれていない様子だ。
「どうしたの?バジル君」
ツナが声を掛けると、「うわぁ!さっ、沢田殿!なっ、何でもないです」と明らかに動揺して台所の方へ去っていった。
あの人って、つくづく隠し事できない性格だよなぁ…
気になって、バジルの出て来た、普段は開かずの部屋のドアを開けた。
開かずの部屋って言うか、荷物置き場になって使ってないだけだけど。
「おう、なんだ?ツナか」
思ってもいない人物が中に居て、一瞬ぎょっとした。
そこに鎮座していたのは、やはり普段家に居ないツナの父親だった。
…そうだった、普段家に居ないから忘れていた。
ここは普段物置でもあるが、父の部屋でもあったんだ。
ごちゃごちゃとダンボールや本が散らばる、物置まんまの狭い床に、散らばる物に端をめくらせながら無理やり引いた敷き布団の上に、家光と乱れた掛け布団が乗っていた。
バジルとここで二人で何をしていたのか、ちょっと予想が付かず、ツナが混乱した。
「…父さん。バジル君と何やってたの?こんな所で」カチャカチャと部屋の鍵を無意識にいじりながらツナが聞く。
「気になるか?」
にやっと口角をゆがませる父に、一瞬ツナはむっとした。なんだよ、この、バジルと父さんのヒミツを聞くような心地悪さ。
「…別に。ただ、俺と違って、バジル君とは妙に親密だね」
「バジルは俺の部下だからな。教えて欲しいと言われれば、大抵のことは教える」
こんな部屋で、何教えてたんだよ…
段々いらいらしてツナの顔が赤くなるのを見て、家光がにやっと言った。
「なんだ、おまえ。バジルに妬いてるのか?」
その言葉に、さらにツナが怒りで赤くなった。
逆に決まってるだろ!!と思った瞬間、自分でも分かるほど顔が赤くなった。…ていうか、俺、父さんに妬いてるのか?
この狭い部屋で、バジルにあんな顔をさせるような事を、父がやっていたのかと思うと、何をしていたのか知りたくて、父を押し倒して締め上げたくなる。返り討ちに合うだけだろうけど。
だが、「何してたか、教えて欲しいか?」と余裕の笑顔で、ツナの求めていた言葉を言ってみせる、父のにやにや顔がいらついて、つい「いらないよ!」と吐き捨てると、ツナはバジルの後を追った。
父に聞かなくても、バジルに直接聞けばいいだけの話だ。
この時間は、母と台所に居るバジルはすぐに捕まえられた。
「母上殿のお手伝いが…」と渋るバジルを無理やり部屋に連れてくると、壁に押し付けて詰問した。
「バジル君、父さんとあの部屋で何やってたの?」
既に赤い顔のツナが尋常ならざる感じで攻め寄って来て、バジルもこれはまずいと思ったのか、赤い顔で押し黙っていたが、ポツリポツリと言いだした。
「も、申し訳ありません、沢田殿。その…」
ごにょごにょと言いにくそうだが、謝罪の言葉で確信した。ツナに謝るような事をやっていたらしいバジルに、ツナがますます腹を立てた。
「何をやっていたか言わなかったら、もう友達辞める!」
それは困ると、青い顔でバジルはしどろもどろに説明しだした。
「す、すみません。沢田殿に黙って…。親方様に見たいかと言われてつい…」
「見たいって、何を?」
「いくらお父上とはいえ、こっ、こういう事は本人に先に断っておくべきでした。申し訳ありません」
「だから何を見たんだよ!」
ちょっといらいらしてツナが詰め寄る。
「拙者、一枚しか持ってなかったので…、他のも見たくて…。拙者、沢田殿のことをほとんど知りませんし…つい…」
は?俺のことをほとんど知らないって?
どうやら自分の疑惑とは全く違う方向の話らしく、ツナも冷静を取り戻しながら聞いた。
「何?一枚って。俺の事に関すること?」
「あの…アルバムを…。沢田殿の小さい頃の写真とかを勝手に見せていただいて…」
「・・・・・・・・・・」
そこまで聞くと、あの父のいやらしいニヤニヤ顔も納得いった。そうか、そういう意味だったのか。
バジルが自分の昔の写真を見て、あの嬉しそうな笑顔だったのかと思うと、今度は綱吉も別の意味で赤くなって俯いた。
「あの…焼き増ししてもらう約束もしてあるのですが…いいでしょうか?」
口に手を当てて、申し訳なさげに上目遣いのバジルに、ツナは段々と嬉しい感情がわいて来た。
自分の写真をそこまで欲しがるバジルにちょっと照れてきた。
「いいけど…今度バジル君のも撮らせてよ。俺もバジル君の写真、持ってないからさ」
突然真っ赤になって、俯き、「い、いいですけど…だっ、誰にも見せないでくださいね」
…ただの写真なのに。写真、慣れてないのかな?
なんだか二人だけのヒミツのような気がして、ツナは段々楽しくなってきた。
「うん、分かった。俺らだけの秘密な!親方様にも言うなよ」
それからちょっと笑って、二人で仲直りと約束の指切りをした。
バジルが焼き増しをお願いしてた写真に、ツナの全裸の水浴び写真があると知るのは、もっと後になってからであった
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バジルって、公式ではほとんど設定がないから、秘密多そうだな~と思ったんですが、バジルの秘密はエロイのしか思い浮かびませんでした。orz(またかいって感じすが 汗
次のお題は「水」に関することでお願いします。(^ω^)
雨でもいいし、海や川やプールや水着でもいいっす。汗でもいいです。
水の滴るバジルを見てみたい…(←別にぬれてるバジルじゃない表現でもいいっす。
遅くなる旨を書きに来ようと思っていたのですが、それもすっかり忘れていました。orz
申し訳ありません(大汗
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秘密 ツナバジ
カチャッと奥の部屋のドアを開けて、バジルがふらふらと上気した顔で出てきた。
すこし上に上がった口角が嬉しさを隠しきれていない様子だ。
「どうしたの?バジル君」
ツナが声を掛けると、「うわぁ!さっ、沢田殿!なっ、何でもないです」と明らかに動揺して台所の方へ去っていった。
あの人って、つくづく隠し事できない性格だよなぁ…
気になって、バジルの出て来た、普段は開かずの部屋のドアを開けた。
開かずの部屋って言うか、荷物置き場になって使ってないだけだけど。
「おう、なんだ?ツナか」
思ってもいない人物が中に居て、一瞬ぎょっとした。
そこに鎮座していたのは、やはり普段家に居ないツナの父親だった。
…そうだった、普段家に居ないから忘れていた。
ここは普段物置でもあるが、父の部屋でもあったんだ。
ごちゃごちゃとダンボールや本が散らばる、物置まんまの狭い床に、散らばる物に端をめくらせながら無理やり引いた敷き布団の上に、家光と乱れた掛け布団が乗っていた。
バジルとここで二人で何をしていたのか、ちょっと予想が付かず、ツナが混乱した。
「…父さん。バジル君と何やってたの?こんな所で」カチャカチャと部屋の鍵を無意識にいじりながらツナが聞く。
「気になるか?」
にやっと口角をゆがませる父に、一瞬ツナはむっとした。なんだよ、この、バジルと父さんのヒミツを聞くような心地悪さ。
「…別に。ただ、俺と違って、バジル君とは妙に親密だね」
「バジルは俺の部下だからな。教えて欲しいと言われれば、大抵のことは教える」
こんな部屋で、何教えてたんだよ…
段々いらいらしてツナの顔が赤くなるのを見て、家光がにやっと言った。
「なんだ、おまえ。バジルに妬いてるのか?」
その言葉に、さらにツナが怒りで赤くなった。
逆に決まってるだろ!!と思った瞬間、自分でも分かるほど顔が赤くなった。…ていうか、俺、父さんに妬いてるのか?
この狭い部屋で、バジルにあんな顔をさせるような事を、父がやっていたのかと思うと、何をしていたのか知りたくて、父を押し倒して締め上げたくなる。返り討ちに合うだけだろうけど。
だが、「何してたか、教えて欲しいか?」と余裕の笑顔で、ツナの求めていた言葉を言ってみせる、父のにやにや顔がいらついて、つい「いらないよ!」と吐き捨てると、ツナはバジルの後を追った。
父に聞かなくても、バジルに直接聞けばいいだけの話だ。
この時間は、母と台所に居るバジルはすぐに捕まえられた。
「母上殿のお手伝いが…」と渋るバジルを無理やり部屋に連れてくると、壁に押し付けて詰問した。
「バジル君、父さんとあの部屋で何やってたの?」
既に赤い顔のツナが尋常ならざる感じで攻め寄って来て、バジルもこれはまずいと思ったのか、赤い顔で押し黙っていたが、ポツリポツリと言いだした。
「も、申し訳ありません、沢田殿。その…」
ごにょごにょと言いにくそうだが、謝罪の言葉で確信した。ツナに謝るような事をやっていたらしいバジルに、ツナがますます腹を立てた。
「何をやっていたか言わなかったら、もう友達辞める!」
それは困ると、青い顔でバジルはしどろもどろに説明しだした。
「す、すみません。沢田殿に黙って…。親方様に見たいかと言われてつい…」
「見たいって、何を?」
「いくらお父上とはいえ、こっ、こういう事は本人に先に断っておくべきでした。申し訳ありません」
「だから何を見たんだよ!」
ちょっといらいらしてツナが詰め寄る。
「拙者、一枚しか持ってなかったので…、他のも見たくて…。拙者、沢田殿のことをほとんど知りませんし…つい…」
は?俺のことをほとんど知らないって?
どうやら自分の疑惑とは全く違う方向の話らしく、ツナも冷静を取り戻しながら聞いた。
「何?一枚って。俺の事に関すること?」
「あの…アルバムを…。沢田殿の小さい頃の写真とかを勝手に見せていただいて…」
「・・・・・・・・・・」
そこまで聞くと、あの父のいやらしいニヤニヤ顔も納得いった。そうか、そういう意味だったのか。
バジルが自分の昔の写真を見て、あの嬉しそうな笑顔だったのかと思うと、今度は綱吉も別の意味で赤くなって俯いた。
「あの…焼き増ししてもらう約束もしてあるのですが…いいでしょうか?」
口に手を当てて、申し訳なさげに上目遣いのバジルに、ツナは段々と嬉しい感情がわいて来た。
自分の写真をそこまで欲しがるバジルにちょっと照れてきた。
「いいけど…今度バジル君のも撮らせてよ。俺もバジル君の写真、持ってないからさ」
突然真っ赤になって、俯き、「い、いいですけど…だっ、誰にも見せないでくださいね」
…ただの写真なのに。写真、慣れてないのかな?
なんだか二人だけのヒミツのような気がして、ツナは段々楽しくなってきた。
「うん、分かった。俺らだけの秘密な!親方様にも言うなよ」
それからちょっと笑って、二人で仲直りと約束の指切りをした。
バジルが焼き増しをお願いしてた写真に、ツナの全裸の水浴び写真があると知るのは、もっと後になってからであった
============
バジルって、公式ではほとんど設定がないから、秘密多そうだな~と思ったんですが、バジルの秘密はエロイのしか思い浮かびませんでした。orz(またかいって感じすが 汗
次のお題は「水」に関することでお願いします。(^ω^)
雨でもいいし、海や川やプールや水着でもいいっす。汗でもいいです。
水の滴るバジルを見てみたい…(←別にぬれてるバジルじゃない表現でもいいっす。
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