バジルサイト管理人によるバジル好きのためのブログ。 バジルに関する短編小説やイラスト、萌え語りなどを載せています。
今日もみんなでバジってこーぜ。
ヒーホー!
今年一番の冷え込みの中、
如何お過ごしでしょうか皆様。
風邪などお召しになってませんでしょうか。
私は元気です。
さて!
今年も残すところ1週間をきりましたね。
順番としてはカリ。さんの更新を待ちたいところだったのですが、
私、
芙宮の個人的な都合(帰省です!)
のため、
年末年始のご挨拶をさせていただきたく
書き込みをしている次第でございます。
来年、
バジリ庵は少し変わります。
詳しくは私が東京に戻り次第お伝えしたいのですが、
1月6日以降に、
お伝えできると思います。
帰省に伴いまして、
更新が遅れることを
この場を借りてお詫びいたします。
申し訳ございません。
帰り次第鋭意更新したいと思います!
それでは、
良いお年を!
そして来年もよろしくお願いいたします!!
今年一番の冷え込みの中、
如何お過ごしでしょうか皆様。
風邪などお召しになってませんでしょうか。
私は元気です。
さて!
今年も残すところ1週間をきりましたね。
順番としてはカリ。さんの更新を待ちたいところだったのですが、
私、
芙宮の個人的な都合(帰省です!)
のため、
年末年始のご挨拶をさせていただきたく
書き込みをしている次第でございます。
来年、
バジリ庵は少し変わります。
詳しくは私が東京に戻り次第お伝えしたいのですが、
1月6日以降に、
お伝えできると思います。
帰省に伴いまして、
更新が遅れることを
この場を借りてお詫びいたします。
申し訳ございません。
帰り次第鋭意更新したいと思います!
それでは、
良いお年を!
そして来年もよろしくお願いいたします!!
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最近ほんとに寒い日が続きますね。
来週あたり、本誌でバジル出てくるんじゃないかと勝手にワクドキしてます。
場面変わって、ヴァリアーのターンになったし(*´Д`)ワクドキ
=============
寒い日
「親方様、親方様、起きてください。終点のようです」
あ、ああ…等と言いながら寝ぼけた眼を擦ったが、終点の一言で一気に目が覚めた。
終点?確かこれが最終だったはず…
目の前に広がる、見覚えのない夜の大自然を前に、ホームに降りた家光は絶句した。
郊外の夜風が薄着の家光の肌に容赦なく冷たい…
家光とバジルは日本に来ていた。
来るべき日本での単独活動のために、バジルに日本を教える為に来たのだ。
…が、たまにしか日本に帰らない家光にとっても、変化の早い日本での行動は難しかった。
目印どころか景色が全く違うなどは朝飯前で、増えた路線の駅名に混乱しながらも、それでも教えてやると大見得切った部下の手前、人に聞くのも恥ずかしい。
分かってる振りして最初に乗った電車から既に違い、後は泥沼式に違う路線に迷い込んで、やっと目的地の電車に乗ったと思ったらこのざまだ。
「あーあ…」
やっちまったと、トボトボと改札口に向かう家光の後を、バジルがすまなそうにチョコチョコと付いてくる。
「すみません。起きていたのですが、駅名が聞き取りづらくて…駅名もちょっと分からなくて…」
分かってないのを悟らせないように、目的地の路線も駅名も教えてなくて分からないのも当然なのに、しきりに恐縮するバジルに謝られるほど、逆に家光の恐縮感が増す。
自分だけじゃなく、日本が初めてのバジルにさえ、こんな目にあわせるとは…
お前のせいじゃないよと声をかけるが、バジルの暖かそうな服装に、ちょっとため息が出る。
家光の服は、日本でのいつものタンクトップにつなぎの作業着だ。
「日本はイタリアより寒いらしいですから」と、せっせと厚着を荷物に詰め込むバジルに、家光は「お前は日本を知らないからな。今の時分ならここと変わらん」と笑い飛ばした手前、上着を買うのも恥ずかしい。
結果、家光は季節外れにやってきた記録的な寒波の中、ひたすら薄着で耐える羽目になった。
何もかも裏目だ…。
きっちりした服装の外国の少年と作業着のおっさん…
珍道中もいいとこだ。
バジルがもっと幼けりゃ、誘拐犯と間違えられてもおかしくない。
いや、今のままでも十分アンバランスで不思議な二人連れだろう。
自販機もなく、改札で乗り越し料金を支払う間の駅員の好奇の目が痛い。
支払い中の、こんな遠くの駅まで乗り過ごしたのかと哀れみの目も痛い…。
「拙者、乗り越し料金の払い方を初めて知りました。これで次に一人で乗り越しても大丈夫ですね!」
バジルの心遣いのとどめのフォローに、さらに家光はがっくりと肩を下ろした…そんなフォロー要りませんから…
やってしまった失敗はさておき、こんな寒い日に、野宿でもしたら風邪を引く。
バジルのきっちりした服装でさえ、風邪を引いちまうかもしれない。
こんな時間にホテルは入れるだろうか?等と考えていたが、さすが終点の駅。
駅前にはまだ営業中の看板の掛かった、みすぼらしい民宿のトタンの看板が、寒風に吹かれてバコバコ音を立てていた。
どう見ても貧相な宿場だが、他に目ぼしいホテルもなく、仕方がない。
通された隙間風の入る寒い4畳半の畳の部屋と、押入れから出てくるセンベイ布団に家光は憔悴の色をさらに濃くした。
が、バジルは畳や床に敷く布団に大喜びだ。
なんて事ない折りたたみ式のちゃぶ台にすら、ひたすら感嘆の声を上げる。
よかった…連れてきたのがバジルで。
これがターメリックだったら、ひたすら気を使われ、オレガノあたりだったら嫌味の一つも言われてしまうだろう。
ちょっと機嫌を良くした家光は、自分の体が極限まで冷えているのに気づいた。
暖房は入れたが、エアコンのふき出し口からは、かび臭い空気が部屋を一周したきりで、どうも効いてるのかいまいち分からない。
この調子では、部屋が暖まるとしてもまだまだ先だろう。
寒くてとても待ちきれない。だがそれは相方も同じであろう。
「一緒に風呂に入るか?」
声を掛けると、熱心にちゃぶ台の脚の構造を確かめながら、たたんだり伸ばしたりしていたバジルの動きが止まった。
「あ、あの…、服は脱ぐのですか?」
「当たり前だろ、イタリアだって風呂は服を脱ぐだろう?」
年頃なので嫌なのかと思いきや、そそくさとタオルを用意して付いてきた。
いよいよか…
期待していたとはいえ、こんな早くに機会があるとは。
バジルは興奮で足取りもおぼつかない。
オレガノに聞いた、日本のお風呂は、同性同士は裸で混浴するらしいと言うのは、どうやら本当らしい。
親方様の生まれたままの姿を近くで拝見できるとは…
いつものスーツ姿と違う、作業着の胸元から覗く大胸筋だけでどきどきしたのに…
そう、今回二時間近く電車に乗っていたのに、家光を起こすことなく終点まで来てしまったのは、バジルが寝ている家光に見ほれていたからだ。
気が付いたら、終点だった。だから本当に家光だけのせいではないのだが、理由なんてとてもいえない。
自分の貧相な体と比べ、親方様の筋肉質な体は憧れの体なのだ。
だが寒い脱衣所で服を脱いでる途中に、ふと気が付いた。
よく考えたら、親方様の体も見れるが、自分も裸になるのだ。
狭い廊下を突き当たった大浴場は、名ばかりのただの風呂場で、家庭用の風呂を一回り大きくしたような大きさしかない。
それでも他に客も居なかったので、がたいの大きい家光にはありがたかったが…
家光より厚着だったバジルは、やや遅れておずおずと風呂場に入ってきた。かなり顔が赤い。
寒い脱衣所から暖かい風呂場に入ってきたせいか。
入り方を説明すると、黙ったままどたどしく熱心に風呂の温度調節の不便な蛇口などをいじるバジルに、家光はちょっと笑いがこぼれた。
電車を乗り過ごしたのも悪くない。
いつも通りのビジネスホテルのユニットバスと違い、こうやってバジルに日本の風呂を教える事が出来たのだから…
バジルはそそくさと体を洗い終わると、すぐに湯船に浸かってうつむいていた。
一回も家光の方を向けない。ので、蛇口なんかを弄くりまわしていた。
いざ、親方様と裸で狭い空間に居ると、恥ずかしくて、とても裸を見るどころではない。
もし親方様の方をみて、親方様も自分を見ていたら…いや、せいぜい顔か自分の好奇心溢れる行動を見ているだけだろうけど、それでも直視できないくらい恥ずかしい。
家光は、すっかり体も温まって、いい気分になったらしく、バジルの気も知らず、鼻歌なんて歌っている。
よく分からないが、日本の歌だろうか?
このまま結局、直視もできずに上がる事になるだろう。
そう思ったバジルの上を、一瞬影が横切ると、自分の後ろから湯がゆれた。
驚いて、上がろうとすると、「ああ、いい、いい、そのままで。上がると寒いぞ」と、家光が静止した。
でもどう考えても、この湯船では家光とバジルは二人は入れない。
「狭いですから…」と、湯船を出ようとするバジルを、家光はひょいと持ち上げると、自分の股の間にバジルを座らせ笑った。
「日本の風呂は、親子はこうやって入るんだぞ」
…お、親子って…。
尊敬する親方様に抱かれながらそう言われて、顔が熱くなる。ふつふつと嬉しい感情も溢れた。
親方様はご子息でも思い出されているのだろうか?またリラックスした感じで、日本の歌を歌い始めた。
まだ見たことのないご子息に申し訳なさを感じつつ、今この瞬間、代わりでも親方様の近くに居れることに感謝した。
…よかった。今日が寒い日で…
こうして一緒にお風呂に入る事ができたのだから。
そして、念願の親方様の脚をじっくり見ることもできたのだった。
…のぼせたバジルがふらふらとお風呂から上がって、もしかして寝る時も寒さを理由に密着して寝られるかもしれない…と、ちょっと期待したが、部屋に帰ると、意外にいい仕事をしたエアコンのおかげで、部屋は常夏のようで、バジルはちょっとガッカリするのであった…
=============
やや変態のバジル、すんません。(;・∀・)
次は、ちょっと早いですが、「クリスマス」なんてどうでしょうか?
は、早すぎるかな?
来週あたり、本誌でバジル出てくるんじゃないかと勝手にワクドキしてます。
場面変わって、ヴァリアーのターンになったし(*´Д`)ワクドキ
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寒い日
「親方様、親方様、起きてください。終点のようです」
あ、ああ…等と言いながら寝ぼけた眼を擦ったが、終点の一言で一気に目が覚めた。
終点?確かこれが最終だったはず…
目の前に広がる、見覚えのない夜の大自然を前に、ホームに降りた家光は絶句した。
郊外の夜風が薄着の家光の肌に容赦なく冷たい…
家光とバジルは日本に来ていた。
来るべき日本での単独活動のために、バジルに日本を教える為に来たのだ。
…が、たまにしか日本に帰らない家光にとっても、変化の早い日本での行動は難しかった。
目印どころか景色が全く違うなどは朝飯前で、増えた路線の駅名に混乱しながらも、それでも教えてやると大見得切った部下の手前、人に聞くのも恥ずかしい。
分かってる振りして最初に乗った電車から既に違い、後は泥沼式に違う路線に迷い込んで、やっと目的地の電車に乗ったと思ったらこのざまだ。
「あーあ…」
やっちまったと、トボトボと改札口に向かう家光の後を、バジルがすまなそうにチョコチョコと付いてくる。
「すみません。起きていたのですが、駅名が聞き取りづらくて…駅名もちょっと分からなくて…」
分かってないのを悟らせないように、目的地の路線も駅名も教えてなくて分からないのも当然なのに、しきりに恐縮するバジルに謝られるほど、逆に家光の恐縮感が増す。
自分だけじゃなく、日本が初めてのバジルにさえ、こんな目にあわせるとは…
お前のせいじゃないよと声をかけるが、バジルの暖かそうな服装に、ちょっとため息が出る。
家光の服は、日本でのいつものタンクトップにつなぎの作業着だ。
「日本はイタリアより寒いらしいですから」と、せっせと厚着を荷物に詰め込むバジルに、家光は「お前は日本を知らないからな。今の時分ならここと変わらん」と笑い飛ばした手前、上着を買うのも恥ずかしい。
結果、家光は季節外れにやってきた記録的な寒波の中、ひたすら薄着で耐える羽目になった。
何もかも裏目だ…。
きっちりした服装の外国の少年と作業着のおっさん…
珍道中もいいとこだ。
バジルがもっと幼けりゃ、誘拐犯と間違えられてもおかしくない。
いや、今のままでも十分アンバランスで不思議な二人連れだろう。
自販機もなく、改札で乗り越し料金を支払う間の駅員の好奇の目が痛い。
支払い中の、こんな遠くの駅まで乗り過ごしたのかと哀れみの目も痛い…。
「拙者、乗り越し料金の払い方を初めて知りました。これで次に一人で乗り越しても大丈夫ですね!」
バジルの心遣いのとどめのフォローに、さらに家光はがっくりと肩を下ろした…そんなフォロー要りませんから…
やってしまった失敗はさておき、こんな寒い日に、野宿でもしたら風邪を引く。
バジルのきっちりした服装でさえ、風邪を引いちまうかもしれない。
こんな時間にホテルは入れるだろうか?等と考えていたが、さすが終点の駅。
駅前にはまだ営業中の看板の掛かった、みすぼらしい民宿のトタンの看板が、寒風に吹かれてバコバコ音を立てていた。
どう見ても貧相な宿場だが、他に目ぼしいホテルもなく、仕方がない。
通された隙間風の入る寒い4畳半の畳の部屋と、押入れから出てくるセンベイ布団に家光は憔悴の色をさらに濃くした。
が、バジルは畳や床に敷く布団に大喜びだ。
なんて事ない折りたたみ式のちゃぶ台にすら、ひたすら感嘆の声を上げる。
よかった…連れてきたのがバジルで。
これがターメリックだったら、ひたすら気を使われ、オレガノあたりだったら嫌味の一つも言われてしまうだろう。
ちょっと機嫌を良くした家光は、自分の体が極限まで冷えているのに気づいた。
暖房は入れたが、エアコンのふき出し口からは、かび臭い空気が部屋を一周したきりで、どうも効いてるのかいまいち分からない。
この調子では、部屋が暖まるとしてもまだまだ先だろう。
寒くてとても待ちきれない。だがそれは相方も同じであろう。
「一緒に風呂に入るか?」
声を掛けると、熱心にちゃぶ台の脚の構造を確かめながら、たたんだり伸ばしたりしていたバジルの動きが止まった。
「あ、あの…、服は脱ぐのですか?」
「当たり前だろ、イタリアだって風呂は服を脱ぐだろう?」
年頃なので嫌なのかと思いきや、そそくさとタオルを用意して付いてきた。
いよいよか…
期待していたとはいえ、こんな早くに機会があるとは。
バジルは興奮で足取りもおぼつかない。
オレガノに聞いた、日本のお風呂は、同性同士は裸で混浴するらしいと言うのは、どうやら本当らしい。
親方様の生まれたままの姿を近くで拝見できるとは…
いつものスーツ姿と違う、作業着の胸元から覗く大胸筋だけでどきどきしたのに…
そう、今回二時間近く電車に乗っていたのに、家光を起こすことなく終点まで来てしまったのは、バジルが寝ている家光に見ほれていたからだ。
気が付いたら、終点だった。だから本当に家光だけのせいではないのだが、理由なんてとてもいえない。
自分の貧相な体と比べ、親方様の筋肉質な体は憧れの体なのだ。
だが寒い脱衣所で服を脱いでる途中に、ふと気が付いた。
よく考えたら、親方様の体も見れるが、自分も裸になるのだ。
狭い廊下を突き当たった大浴場は、名ばかりのただの風呂場で、家庭用の風呂を一回り大きくしたような大きさしかない。
それでも他に客も居なかったので、がたいの大きい家光にはありがたかったが…
家光より厚着だったバジルは、やや遅れておずおずと風呂場に入ってきた。かなり顔が赤い。
寒い脱衣所から暖かい風呂場に入ってきたせいか。
入り方を説明すると、黙ったままどたどしく熱心に風呂の温度調節の不便な蛇口などをいじるバジルに、家光はちょっと笑いがこぼれた。
電車を乗り過ごしたのも悪くない。
いつも通りのビジネスホテルのユニットバスと違い、こうやってバジルに日本の風呂を教える事が出来たのだから…
バジルはそそくさと体を洗い終わると、すぐに湯船に浸かってうつむいていた。
一回も家光の方を向けない。ので、蛇口なんかを弄くりまわしていた。
いざ、親方様と裸で狭い空間に居ると、恥ずかしくて、とても裸を見るどころではない。
もし親方様の方をみて、親方様も自分を見ていたら…いや、せいぜい顔か自分の好奇心溢れる行動を見ているだけだろうけど、それでも直視できないくらい恥ずかしい。
家光は、すっかり体も温まって、いい気分になったらしく、バジルの気も知らず、鼻歌なんて歌っている。
よく分からないが、日本の歌だろうか?
このまま結局、直視もできずに上がる事になるだろう。
そう思ったバジルの上を、一瞬影が横切ると、自分の後ろから湯がゆれた。
驚いて、上がろうとすると、「ああ、いい、いい、そのままで。上がると寒いぞ」と、家光が静止した。
でもどう考えても、この湯船では家光とバジルは二人は入れない。
「狭いですから…」と、湯船を出ようとするバジルを、家光はひょいと持ち上げると、自分の股の間にバジルを座らせ笑った。
「日本の風呂は、親子はこうやって入るんだぞ」
…お、親子って…。
尊敬する親方様に抱かれながらそう言われて、顔が熱くなる。ふつふつと嬉しい感情も溢れた。
親方様はご子息でも思い出されているのだろうか?またリラックスした感じで、日本の歌を歌い始めた。
まだ見たことのないご子息に申し訳なさを感じつつ、今この瞬間、代わりでも親方様の近くに居れることに感謝した。
…よかった。今日が寒い日で…
こうして一緒にお風呂に入る事ができたのだから。
そして、念願の親方様の脚をじっくり見ることもできたのだった。
…のぼせたバジルがふらふらとお風呂から上がって、もしかして寝る時も寒さを理由に密着して寝られるかもしれない…と、ちょっと期待したが、部屋に帰ると、意外にいい仕事をしたエアコンのおかげで、部屋は常夏のようで、バジルはちょっとガッカリするのであった…
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やや変態のバジル、すんません。(;・∀・)
次は、ちょっと早いですが、「クリスマス」なんてどうでしょうか?
は、早すぎるかな?
今日からえらい寒いですね・・・鍋がやりたいです。
ちょっと遅れましてすみませんでした;;
いきまーす
=============
感謝
黒い手袋と
緑のコート
どちらも、バジルには大きいのだけれど
一丁前に(というにはあまりに不恰好ではあるのだが)身に付けて、バジルは公園のベンチに座っていた。
膝の上には、まだ暖かい紅茶。
手袋ごしにも伝わる温もりに、頬が緩む。
今日は、とても寒い日で。
ここは、木枯らしの吹く公園。
待ち合わせをした家光は、まだ着かないと連絡があった。
それでもバジルはつい、頬が緩んでしまうのだ。
黒い手袋は、長髪の剣士が貸してくれた。
曰く、指先が悴むのはいざと言う時に生死を左右する。だそうで。
散々人を馬鹿にして、もう少しそういう事にも気を配れを説教を垂れ、最後にはまた口汚く人を罵りながら、バジルの手には大きな手袋を、人形にはめるようにして貸してくれた。
緑のコートは、心優しい頼れるボスが貸してくれた。
偶々前の道を車で通りかかった彼は、驚いて車を止めて。
つめたくなった鼻の頭をつついて、困ったように眉を顰めた。
それから、家光が来るまで動かないというバジルに、いつものコートを被せてくれた。
大きいな、と笑って。自分は車だから、と言いながら暖かい紅茶も買ってくれた。
とても寒い風が、さっきから何度もバジルをかすめるのだけれど
その度に、風の当たらない部分に二人の優しさを思い出して、にやけてしまう。
一丁前な口を利くし
一人前に働くけれど
バジルはまだ、子供で。
こんな風に守ってくれる人がいることが、何だかはにかんでしまうけれど、嬉しい。
それから、すまん!と、謝りながらかけてきた家光に
その凍えた身体を、ぎゅっと抱き締められて。
何だか今日は、誰も彼もが自分を子供扱いするものだから
バジルはおかしくて、嬉しくて、小さく笑った。
こんな自分を気に掛けてくれる優しい人がいることの幸せを、じんわり噛み締めながら。
==================
感謝!
何か、・・・バジルも誰も喋ってないことに気付きましたが;;;
私の小指も悴んで危険なので、ここまでで;;;
次は・・・寒い日。でお願いしますっ!
ちょっと遅れましてすみませんでした;;
いきまーす
=============
感謝
黒い手袋と
緑のコート
どちらも、バジルには大きいのだけれど
一丁前に(というにはあまりに不恰好ではあるのだが)身に付けて、バジルは公園のベンチに座っていた。
膝の上には、まだ暖かい紅茶。
手袋ごしにも伝わる温もりに、頬が緩む。
今日は、とても寒い日で。
ここは、木枯らしの吹く公園。
待ち合わせをした家光は、まだ着かないと連絡があった。
それでもバジルはつい、頬が緩んでしまうのだ。
黒い手袋は、長髪の剣士が貸してくれた。
曰く、指先が悴むのはいざと言う時に生死を左右する。だそうで。
散々人を馬鹿にして、もう少しそういう事にも気を配れを説教を垂れ、最後にはまた口汚く人を罵りながら、バジルの手には大きな手袋を、人形にはめるようにして貸してくれた。
緑のコートは、心優しい頼れるボスが貸してくれた。
偶々前の道を車で通りかかった彼は、驚いて車を止めて。
つめたくなった鼻の頭をつついて、困ったように眉を顰めた。
それから、家光が来るまで動かないというバジルに、いつものコートを被せてくれた。
大きいな、と笑って。自分は車だから、と言いながら暖かい紅茶も買ってくれた。
とても寒い風が、さっきから何度もバジルをかすめるのだけれど
その度に、風の当たらない部分に二人の優しさを思い出して、にやけてしまう。
一丁前な口を利くし
一人前に働くけれど
バジルはまだ、子供で。
こんな風に守ってくれる人がいることが、何だかはにかんでしまうけれど、嬉しい。
それから、すまん!と、謝りながらかけてきた家光に
その凍えた身体を、ぎゅっと抱き締められて。
何だか今日は、誰も彼もが自分を子供扱いするものだから
バジルはおかしくて、嬉しくて、小さく笑った。
こんな自分を気に掛けてくれる優しい人がいることの幸せを、じんわり噛み締めながら。
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感謝!
何か、・・・バジルも誰も喋ってないことに気付きましたが;;;
私の小指も悴んで危険なので、ここまでで;;;
次は・・・寒い日。でお願いしますっ!