こんにちは、まひろです。
大変申し訳ありませんが、私個人の事情で平日の更新がむずかしく
更新できるのが土日になってしまいます。
なるべく、1週間以内にアップできるよう努めてまいりますが、
ご了承いただければと思います。
今回1週間たってしまいましたが、土日のどちらかにはアップしたいと
思っていますので、今しばらくお待ちください
木曜・金曜日締め切りの時は、翌土日に更新になってしまうかもです!
そのときはまた連絡します!!
本当にすみません~
まひろ
米犬さんから頂きました、「添い寝」で。(^^)
カップリングはツナバジです。
しかし、親しくなった後のツナ→バジルへの言葉遣いがいまいち想像つかず・・・・orz
変だったらすんません。
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「バジル君、今日はツっ君のベッドで一緒に寝てね」
お風呂に入って、もう深夜に近い時間、奈々はケロッと二人に言い放った。
それを聴いた瞬間、ツナは風呂上りの牛乳を1mは噴出した。
「あら、大丈夫よ。ツっ君もバジル君も、14歳にしては小さい方だから。二人でもあのベッドに充分収まるわよ」
問題はそこじゃないとツナは母親に抗議したが、一応はすまなそうに、だってお客様用のお布団、全部ではらっちゃってるんだものと確信犯の笑いを見せた。
ツナは、夕飯の時にせっせと母を手伝うバジルに、しきりにこんな息子が欲しいわ~なんて言っていたのを思い出した。
その後、しきりに家に泊まることを勧めたのも奈々だ。
まだまだ子供の年齢のバジルを、一人でホテルに泊まらせるのも悪いと思ったのか、家光も家に泊まるよう勧めて、バジルは沢田家に泊まることになった。
バジルが家事を手伝うと、ツナもそれを手伝わざるを得ない。
このままずるずるとバジルを家に泊めておけば、二人分の労働力が手に入るのだ。
バジルが家にいれば、ツナは修行の合間も、ゆっくり休むことも出来ずに、家事を手伝う事になる。
しかし問題はそこじゃない。バジルと一緒に買い物に行ったり、ご飯の用意をするのはむしろ楽しいし、いい気晴らしになる。
でもそこも問題じゃない。
真っ赤な顔で、母に食って掛かるツナを、同じく真っ赤な顔で聞いていたバジルは、黙ってうつむいていた。
「拙者、今夜は床で寝ます」
部屋に入るなり、バジルは正座してツナに告げた。
「黙っていれば、母上殿には分かりませんから」
一生懸命遠慮するバジルに、ツナはバジルの前で母と言い争ったのを後悔した。
「そういう意味で言ったんじゃないよ。そんな事されたら、逆に俺が気を使うから・・・・」
心臓が口から飛び出すんじゃないかと思うくらい、覚悟を決めて階段を上って来たのに、逆にそんな事をされたら、バジルと変な距離感が出来てしまう。
どう言えばうまく伝わるのか分からず、しどろもどろのツナに、バジルは床で寝るの一点張りだ。
・・・・この人、本当に鈍感だ・・・・
そう思ったら、段々むかついてきて、ツナはバジルに怒鳴るようについ言ってしまった。
「いいんだよ。一緒に寝てくれれば、暖かいから、湯たんぽの代わりになるんだ」
自分でも陳腐な言い訳だと思った。さっきバジルと寝るのを嫌がった理由と矛盾する。
しかしバジルはほっとしたように、「それならば分かりました。拙者、頑張って沢田殿を温めます」と微笑んだ。
温めますって・・・・・
ツナは顔を真っ赤にしながら、それでもバジルが鈍感でよかったと思った。
一緒に布団に入って、頑張ってツナを温めようと足を絡ませてくるバジルにツナは照れながらも、ふと、なぜバジルが湯たんぽを知っているのか疑問に思った。
「親方様が拙者と添い寝する時にそう言ってましたから」
ケロッと答えるバジルに、ツナの表情は強張った。
「・・・・・何回、やったの?」
「は?」
「だから、添い寝・・・・。父さんと何回やったの?」
「あの・・・・、一緒に外で泊まる時はいつも・・・。すみません。あの、親方様は息子はもう添い寝してくれないからって・・・。その、沢田殿が親方様と寝るのを嫌がっているのだとばかり・・・」
と、しきりに、息子を差し置いて、自分が父親と寝たことを謝るバジルに、この人は本当に鈍感だとまた腹立たしくなった。
「では次は、親方様と沢田殿と拙者で、川の字になって寝ましょう!」と、意味不明のフォローを入れてくるバジルに、またツナは思った。何で川の字なんて寝方知ってるんだ?
「親方様に教えてもらいました。拙者、川という漢字をそれで覚えました」と誇らしげに見当違いの答えをしてくるバジルに、問題はそこじゃないと突っ込んで、いつも誰と川の字なのかと聞くと、「作戦中はいつも5人で動いていて、その内二人は女性なので、拙者たちとは別室ですが、男は同じ部屋に一緒に寝ています。拙者と親方様と他に同じ門外顧問のターメリックという工学系が得意な奴で、年齢は拙者よりは上ですが、結構常識に疎くて放って置けないところが・・・・・」
段々要点から外れていくバジルの会話に、ツナは安堵感を覚えて、ゆっくりと現実からフェードアウトしていった。
そうか、二人きりじゃないならいいや・・・・。
せっかくのバジルの添い寝を、そうやって雑念で無駄にした事を起きた後に後悔することになるが、バジルのような美少年の部下二人と添い寝するなんて、父親の趣味が少し心配になったりした。
ツナが、ターメリックが家光と同じくらいごついおっさんだと知るのは、ずっと後になってからだった・・・・。
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次のお題は「風邪」(とか、もしくは病気、怪我とか)でお願いします。(^^)
難しいようだったら、出しなおします。
例えば青い空だって、カーテンを閉めてしまえば見えなくなるでしょう?
そんなもので、気分次第でどんな良い天気だって鬱々として感じることもあるし、例え曇天の空であっても大変晴れやかな気分になることもあるものです。
だから、だから。
世界がその目に映るまま、明日も同じようにあるなんて限らない。
でも、それをまだあまり良く理解されて居られない、おぬしが羨ましいとも思うのです。
Change the World:ツナバジ
「喉渇いちゃった・・・ジュースでも持ってくるけど、バジルくん炭酸平気だっけ?」
蝉の声がじわじわ、響く夏の日。
薄い生地のシャツをぱたぱたとはためかせて、ツナが苦笑するのにバジルはゆるゆると首を横に振った。
「拙者の事はお気になさらず。」
「飲める?飲めない?」
しかしながら、修行の日々ですっかりバジルの扱いになれたツナはものともしない。
2つの道だけを用意して、そして意図した返事がもらえるとにこりと笑って階下へ降りていった。
軽い足音が響く。
どこか遠くで、子供の遊んでいる声がする。車の走る音がする。風が止まっている気配がする。じわ、じわ、と
夏の昼下がりの
バジルには馴染みのない空気が、けれどどうしてか懐かしいような、落ち着くような、気がするのは
きっとこの部屋だからだろう。
机の上には、ツナがさっきから投げ出しては拾ってを繰り返している宿題。
日本語が書けないバジルは、大して役に立たないながらも傍に居る。
もうあと僅か、気合を入れて頑張れば終わるのだろう数ページ。
しかし果たして、虫の鳴く頃合までに終わるかどうか?
全てはツナのやる気次第なのだが、ジュースを入れにいったところを見ると今日はもう難しいかもしれない。元より、今日で終わらせなければならない理由などないのだから尚の事。
その内またぱたぱたと足音がして、ツナが足でドアを開けてお盆を持って入ってきた。
水滴のついたグラスをテーブルに置く。
触れると、冷たくて気持ちが良かった。今更、喉が渇いていたのだと気付く。
「あ」
ツナが、そっとバジルの腕を撫でる。
僅かに水滴で湿った指の温さが少しだけ不快ではあったが、それがまた何とも言い難い安堵感を感じさせた。バジルはその、気持ちの名前を知らないけれど。
「蚊だ。」
「え?」
「蚊に刺されてる。・・・嫌だなぁ、部屋に入ってきたんだ。夜は蚊取り線香炊かないとね。」
「・・・はぁ。」
「痒くない?」
言われれば、そんな気もしてくる。
ついつい伸びた逆の手を、ツナが軽くぺしりと叩いた。
「駄目だよ、掻いたら。・・・薬、出しておいてもらうから。」
ツナがグラスに口を付ける。
すぐ近くに蝉が止まったようで、声が大きくなった。じりじり、暑さが増す。
夏の声、気配、そして
二人の部屋。
放置した宿題と、水滴を纏うグラス、冷たいジュース。
歯痒い蚊刺されの赤。
何ていう平穏だろうか、と、バジルは思った。
居心地が良い。だからこそ、落ち着かない。自分には。
けれど彼にはこれが普通なのだろう。それは、何と幸せなことだろうか。
彼はまだ知らない。
こんな日々がどんなに貴重なものか。
これからどれだけ遠ざかっていく日々なのか。まだ、知らない。
それが可哀想でもあり、羨ましくもある。
しかしながらそんなものを上手く説明できる程バジルは言葉が達者ではなかった。
「・・・残りの宿題、頑張りましょうね。」
結果、何気ない続きを。
単なる夏の、続きを口にする。
嫌そうに顔を顰めてみせるツナに笑って、それからそっと
例えどんなものになろうとも
今後変わり行く目の前の少年の世界が、彼にとって少しでも幸せの多いものであることを願った。
こんな日々は、終ぞ繰り返されないだろうから。
だから、どうか、
それがどんな世界であっても
彼の笑顔だけは、潰えないように。
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ツナバジ・・・と、言い張ります。
暗めで失礼致しました。
次のお題は・・・「添い寝」で、お願いしますっ
遅くなって申し訳ないです!!
みんなのあなたです。
お題は青…。
無い頭を捻って
頑張ります!!
―――
青色万華鏡。
空は何時もの様に
はりはりと音を立てながら
地球の周りを
ぐるり回転した。
科学者の言い分によると
地球が空の中をぐるぐる回転しているらしいが
そんなのは宇宙規模の話。
地球で息をしている生き物は
みな等しく空は回転するものと
そういう風に見えているのだから仕様が無いのだと思っていた。
此処に、
バジルという少年が居た。
彼は地べたに寝っ転がって
地球というものが
“回っている”
のだという神秘を
突き止めようとしていた。
幼い彼に
自然科学は難しかった。
しかし
彼の通う寄宿学校は
彼を置いて中等部編入の試験が淡々と進められており、
分数の割り算や
因数分解で躓いているバジル少年のことなんか
だぁれも見向きもしなかった。
なのでバジル少年は
自然科学を実地で理解しようと
半ば自棄になってこうして寝っ転がっているのだ。
「おい、カス、寝転がってて
数学の一問でも解けるのか。」
同級生のザンザスが鼻で嗤いながら
バジル少年の頭を靴先で突っつく。
優等生のザンザスは
いつだって嫌味しか言わない。
バジルは彼が嫌いだった。
思いっきりしかめっ面を向けてやって
勢い良く起き上がった。
「お前の知ることではない。
どこかへ行け。
どうせお前は拙者がぼんくらなのが面白いだけだろう。」
ふいと顔を背ける。
「冷たくするなよ、
感じちまう。」
初等部の餓鬼のくせに
嫌なことを言う。
「地球の自転が分からんなぞ、
お前、
どこの時代の堅物だ。
俺が手取り足取り教えてやるよ。」
せっかく起き上がったバジルを、
ザンザスはがしと掴んで押し倒す。
「お前なんぞに教えてもらわんでも、
理解してみせる。」
ザンザスの腕の下で
バジルは囀った。
頑張って声を荒げているのが分かる。
分かるのだが、
どうにもこの上ずったボーイソプラノが
誘っているように聞こえるのは
ザンザスの脳みそが半ば爛れている所為。
「いいか、
空が地球の周りを回ってんじゃない。
地球が回ってるから空が動いて見えんだよ。」
既に声変わりを終えた熱っぽい声が
吐息と共にバジルの下顎を掠めた。
バジルは必死に顔を背け
生ぬるいザンザスの囁きを避けるのだが
鼓膜は敏感に熱を感じ取る。
「地球が回ってたら…、
だって…、
拙者たちは…、
地面に…立って…いられない。」
冷静さを失いかけたバジルは
息を上げながらやっとのことで反論する。
「それは…な、
慣性の法則ってのが働いててな…、」
熱い舌をバジルの耳元に這わせながら
ザンザスは律儀に疑問に答える。
バジルはそれどころではない。
「もう…っ、
やめろザンザスっ、
何がしたいんだお前は、」
バジルはザンザスの胸に手を当て、
精一杯の抵抗というていで
一生懸命自分からザンザスを引き離した。
「地球が回ってるっての、
体感させてやるよ。」
言うが早いか、
ザンザスはバジルの唇に噛み付いた。
容赦なく唇を吸い、
舌を貪り、
上口蓋をなぞる。
バジルは眩暈がした。
青い空が流転する。
ぐるぐるまわる。
ぐるぐるまわる。
青い色が
万華鏡のように
からからと
めまぐるしく姿を変えながらひたすら回るのを、
バジルは確かに見た。
地球は回っている。
ザンザスの唇に解放されたバジルは
未だ地面が回っているのを感じていた。
ぼーっとする頭で、
「な、
地球、
回ってただろ、」
という
シニカルなザンザスの呟きを聞く。
空は回る。
地球が回っているゆえに。
バジル少年は
今度のテストは楽勝だぁ、
と思いながら
右手の人差し指で唇をなぞった。
―――
えーっと…
お題からかけ離れてる…
とかいう声は聞かないように私は貝になる…。
一応
青=地球
という正義の元に戦ったのですが
あえなく惨敗。
誰か私に文才をください。
それでは!
次はこめさんですね!
お題は…
“Change the World”
でお願いします!
大分暖かくなってきましたね!
お風邪など召されぬよう、
春のファッションを楽しみましょう!